道南釣港案内【国縫漁港】
道南屈指のカレイの釣りの人気漁港!
・所在地
国道五号線を進み、八雲町エリアを抜けると、長万部エリアで最初にある漁港が、国縫漁港だ。
国縫漁港は、ワイングラス形状という、その名の通りワイングラズ型の変わった形をした漁港で、道南でも屈指のカレイの釣り場である。
道南だけでなく北海道は全体的にカレイ釣りが主流で、ほぼ全漁港で何からしらのカレイは釣れるが、数、型ともにマチマチなところが多い、この国縫漁港は、特にカレイのシーズンには体感的にわかるほど釣れるので、道南でカレイ釣りをするなら一度は来てみたい釣り港だ。
他の魚種も釣れるが、せっかくここに来たのならば「カレイ釣り」に絞った方がいいので、説明も基本カレイ釣前提で説明する。
釣り場のポイントは下記の見取り図で確認しよう。(赤い矢印は、入投ポイント)
↓
国縫漁港見取り図
漁港入り口の橋と入り口手前の公衆トイレ
・北防波堤(Ⓐ)
国縫漁港で人気のポイントだ。
当然、狙いはカレイ類全般だ。
仕掛けは基本カレイに対応している仕掛けなら何でも良いが(胴突き仕掛け、遊動式仕掛け、ブラー、テンビン仕掛け)
外海は砂地で根掛かりはしずらいので、遊動式などの底を引きずるような仕掛けはカレイには有効に思える。
道が狭く車では入れないので、手前の駐車場スペースに車をとめて歩く事になる。
人気のポイントなので少し詳しく説明する。
まず、入り口の付近の高い胸壁エリア。
ここは、壁が高く外海が見えないが、外海には消波ブロックなどの障害ないので、壁を越えて落とせば、どこに引っかかる事もない。
このエリアは壁のタイルが出っ張っていて、そこにロッド(竿)をかける事ができるので、基本竿置きいらずだ。
ただし、壁は高いので、ある程度長い竿でないと掛けずらいのと、外海が見えないので、どこに投げられているか、わからず、釣りの醍醐味は薄れるのが難点。
駐車場からすぐなので、移動したくない人にはオススメ。
>主な魚種(北防波堤全域)
カレイ類(イシモチガレイ、スナガレイ、マガレイ、マツカワ)
↓参考画像
ズラリと掛けた竿が並ぶ入り口付近エリア
タイルが出っ張っているのでロッド(竿)をかける事ができる。
上記の通り、入り口付近は外海が見えない。それが嫌な時は北防波堤の上からの釣りも可能だ。
ハシゴがるのでそれで登って、高壁一帯から投げ釣り可能。
こちらは海が見えるので、どこに投げたか確認できる。ただし、比較的幅は広いものの、とくにフェンスもなく、高いので取り込み時などの転落には十分注意しよう。
↓参考画像
北防波堤の上
そのまま、進むと、先端手前の部分は壁が低くなってるエリア(低壁エリア)がある。
外海もよく見えるので、そこから外海側に仕掛けを投げたあとに、壁にロッド(竿)を掛けておけるので、こちらも三脚などの竿置きいらずで、この漁港の中で一番の人気ポイントで、朝早くから押さえられていて、なかなか取りづらいポイントだ。
上記で書いたとおり、ここは、北防波堤は消波ブロックがないので、ちょい投げ、中投げだけでなく、そのまま垂らし釣りでもよいので、それでいて、釣果も期待でき、無理に遠投する必要もない事から、初心者や、子供や女性でも簡単にカレイ釣りを体験できる。
ただし、人気釣り場故に、ズラリと釣り人とそのロッド(竿)が並ぶので、ある程度投げるポイントをコントロールできないと、他の人の仕掛けに絡まっておまつりになるので注意しよう。
↓参考画像
低壁エリア手前、階段を昇ると壁が低くなる。
人気の低壁エリア。多くの釣り人達で賑わう。
あとは赤燈台のある先端エリアで、こちらは胸壁がないので、三脚などのロッド(竿)をおけるものが必要だが、こちらは先端なので、外海側だけなく、港内や船道にも投げられ、色々なポイントを探る事が可能だ。
家族や仲間達と複数で釣るならスペースもありオススメの場所。
↓参考画像
先端の赤燈台付近
外からみた北防波堤。消波ブロックがなく投げやすいのがわかる。
・東防波堤(Ⓑ)
北防波堤一帯は人気の釣り場で、空きがない時も多々ある。
その場合は、第二候補は、東防波堤の先端付近になる。
こちらも、カレイ釣りの好ポイントであるのだが、車で入る事はできず、先端までの結構な距離をグルりと徒歩で歩く事になる。
そのせいか、北防波堤に比べると空いている事が多い。
まずは、入り口から徒歩で先端(白燈台)を目指す。
投げ釣り用の荷物を持って、円形状の港内を徒歩で進むので、東防波堤で釣りをする場合は、キャリーカートやホイール付きクーラーボックスなどに、釣り具をいれたり、ロッド(竿)などを背負うロッドケースなどの工夫が必要になる。
距離があるため往復はそれだけで疲れるからだ。
先端付近につくと、投げ釣りのポイントは主に二つ。
白燈台のある高台付近か、階段手前の突堤。
白燈台付近は高台のあるので、おもに外海側への消波ブロック越しの投げ釣りになる。遠投向きではあるが、そこまで遠投せずとも、消波ブロックを越えるくらいに投げられれば釣果は期待できる。それでも、消波ブロック越しになるので、取り込みの際は注意が必要で、お手軽さでは北防波堤より劣るが、より深い場所を狙えるので大物狙いや数釣りをしたい場合は、北防波堤よりも期待ができる
手軽に釣りを楽しみたい場合は、突堤付近がおすすめだ。
こちらは、消波ブロックもなく、海面と近いので取り込みが簡単で、狙うポイントも、外海側や船道付近に港内側と色々なポイントを探れて、投げ釣りも、ちょい投げくらいでいいので、北防波堤と似た要領で手軽カレイ釣りが楽しめる。
こちらも胸壁はないので、三脚などの竿置きなどがあれば便利だ。
他には、高台スペース以外からの防波堤上からの投げ釣りだが、白燈台付近より、足場が狭くなり消波ブロック越しの釣りになる事から、そこで釣るのは、ある程度投げ釣りに慣れしている中級者~上級者向けだろう。その反面、場所取りはとても楽だ。
>主な魚種
カレイ類全般(イシモチガレイ、スナガレイ、マガレイ、マツカワ)
>参考画像↓
*東防波堤入り口と
先端の高台の階段と突堤部分
高台階段付近に高台(白燈台)
東防波堤上(消波ブロック帯)
・港内(Ⓒ)
国縫漁港での釣りは、基本カレイ狙いの投げ釣りが大半なのだが、魚種は多彩で、アメマス、サクラマスなども、港内の釣りで狙えるので、船揚場から港内一帯を探って見るもありだ。
カレイの好釣り場ではあるが、流石に日中の港内では、カレイの釣果は、渋いので港内を探るのであれば夜釣りがおすすめ。
>主な魚種
アメマス、サクラマス、ウグイ
>参考画像↓
船揚場と東防波堤途中の突堤
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画像の情報が古い場合がありますが、あくまでも、参考程度にお考えください。
個人を特定できそうな画像は極力、部分加工しています。
◆個人的釣港総評◆
釣りやすさ
★★★
期待度
★★★★★
オススメ度
★★★★★
道南屈指のカレイ釣りの釣り場。
カレイが釣りたいのであれば、ここに来れば間違い無しで、遠投いらずで、型、数ともに期待できる。
カレイのシーズンは主に(4月~6月)の前半シーズンと(10月~12月)の後半シーズンのいずれかが狙い目で、シーズン中が特に釣果が期待できるが、シーズン以外でも、そこそこ釣れるのがこの国縫漁港の良さでもある。
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ただし、釣果は年によってまちまちなので、ジーズン中でもイマイチな時もあるので、そこはご容赦ください。
それ故に人気の釣り場で、平日~休日にシーズンとわず、釣り人が絶えないので、狙いのポイントが取りづらいのが最大の難点で、人気の北防波堤エリアは、空きがない時もザラである。
長万部町エリアにはなるものの、国縫漁港から長万部市街地までは10キロ近くあり、近場にコンビニもないので、ここで一日じっくり釣りをするのであれば、事前に必需品は用意しておこう。
公衆トイレは、港内ではなく、入り口付近(画像で確認)ある。
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総評はあくまでの個人の感想ですのでご了承ください。