道南釣港案内【上ノ国漁港】
別名「釣りの第二銀座」!!
・所在地
〒049-0601 北海道檜山郡上ノ国町勝山
江差エリアを下るか、松前エリアを上ると、あるのが上ノ国町。
距離的には江差からのほうが近い位置にある。
川や海に囲まれた自然の残る地域で、その中でも釣港として人気なのが、上ノ国漁港だ。
現地のパンフレットには釣りの第二銀座らしい・・・。
上ノ国漁港は、天の川という川の近場にある漁港故に、川からの栄養の高いミネラルが海にも注がれているので、魚がよく育ち魚種も豊富だ。
釣り場のポイントは下記の見取り図で確認しよう。(赤い矢印は、入投ポイント)
↓
上ノ国漁港見取り図
・北防波堤(Ⓐ)
この上ノ国漁港の、中心的なポイントであり人気ポイントでもある。
一本道の長い防波堤で、道幅が広いので、Uターンスペースがあり、車で入る事ができる。
故に手早くに釣りが始められるのが、人気の理由だろう。ここに来る多くの釣り人が車を横止めしているが、漁港では非推奨(当然だが)
故にスペースがあるといっても、よく考えずに車を停めると、前後で詰まる可能性もあるので、停める場合は壁沿いギリギリに停めて、他の釣り人達のスペースを作ろう。
良ポイントはやはり先端(赤燈台)付近。
先端から外海側へ、中投げ、遠投で、カレイ類を狙う。ここ一帯は砂地のため根掛かりはしずらい。
カレイの種類は、春先はマガレイやクロガシラが狙え。
秋頃からはソウハチが狙える。
クロガシラやソウハチは港内に入ってくる事もあるので、外海だけでなく、船道など港内側に投げてみるのもあり。
小さな漁港の割には思ったより水深はあり、先端付近でだいたい8mくらいだそうだ。
水深のわりには、堤と海面が近いので取り込みは簡単で、港内でも釣果が望めるので、先端の赤燈台のある高台がとれなくても、港内にちょい投げしてみても、期待できる。
高台階段前の突堤からがおすすめだ。
道南の釣り場は基本、港先端部分での消波ブロック越しの遠投が、好ポイントのセオリーになるが、消波ブロック越しの投げ釣りは、ライトユーザーには仕切りが高いので、手軽に釣果が期待できる港は、人気になりやすい傾向だ。
高台上から、消波ブロック上からのルアー釣り(ジグ、ミノーなど)で、ヒラメなどが狙える(ただし、7月16日~8月15日までは禁漁期間なので注意)
希に、ブリ(イナダ)なども釣れる事もある。
カレイ以外にも、春先と秋頃のホッケなども狙い目で、こちらもサビキ釣りで手軽に釣れるので人気がある。
シーズン中は、この北防波堤エリアは人気エリアで良いポイントがとれない事が多いが、シーズンを越えた季節(おもに夏場くらい)は、夏休みシーズンなどをのぞけば比較的空いている印象をうける。
>主な魚種
・カレイ類(マガレイ、マコガレイ、クロガシラガレイ、ソウハチガレイ)
・ホッケ
・ヒラメ
・ブリ
>参考画像↓
北防波堤入り口付近と途中までの道
先端付近突堤と高台前の階段
先端の赤燈台のある高台
・港内(Ⓑ)
北防波堤のカレイ釣りは春先と秋がシーズンだが、魚種は豊富なので、夏場には、アジやイワシなどの回遊魚が来るので、サビキ釣りができる。
サビキ釣りの魚は主に港内を狙う事になり、夏休みシーズンには、その手軽さから、親子連れや地元の子供などで賑わう事もある。
ここは、海面が近いのでサビキの場合はリールのない延べ竿とかでも大丈夫だ。
>主な魚種
アジ、サバ、イワシ
>参考画像↓
港内一帯と中央付近の突堤
・東防波堤(Ⓒ)
秋頃にホッケやソウハチが釣れだすと北防波堤は混む事が多い。
その場合は、東防波堤で釣りをしてみるのも良い。
東防波堤は、船揚場付近から入れるが、道は細いので車での入る事は不可。
徒歩で先端まで歩く事になる。
防波堤だが、消波ブロックなどはなく、入投、取り込み共に楽だが、その分、外海の影響を受けるので、風や波の強い時は危険なのでやめるのが無難だろう。
ちなみに近くに天の川があり、春先はサクラマスなども来るので、ルアー釣りなどで狙ってみるのも一興。
人気の北防波堤より東防波堤の方が川よりなので、サクラマス狙いなら、こちらの方が良いポイントになるハズ。
>主な魚種
カレイ類(マコガレイ、ソウハチ、クロガシラ)
ホッケ
サクラマス
>参考画像↓
*東防波堤入り口
東防波堤の細道。画像で分かるとおり海と堤が近いので波や強風には注意。
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画像の情報が古い場合がありますが、あくまでも、参考程度にお考えください。
個人を特定できそうな画像は極力、部分加工しています。
◆個人的釣港総評◆
釣りやすさ
★★★★★
期待度
★★★★
オススメ度
★★★★
釣果が期待でき、手早く釣りを始められる人気釣り場。
ただし、漁港そのものは大きくなく、人気ポイントが北防波堤に集中することから、シーズン中には良い場所を取れない事がある。
港内にトイレはなく、トイレなどは、228号線を、少し進んだ先にある「道の駅もんじゅ」を利用する。
手前にある江差町が観光要素が強く、釣りがしずらい場所が多いのたいして、上ノ国は、観光要素は薄い反面釣りがしやすい港が多い。
そこで、釣りは、上ノ国で、帰りに観光や、食事は江差でするというパターンもできる。
ちなみに前文の説明で「第二銀座」と言うことは「第一銀座」は?と思う人がいるかもしれないが、釣りの第一銀座「文殊」はまた別の機会で紹介する。
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総評はあくまでの個人の感想ですのでご了承ください。