カモメの危険性(雑学編)
・カモメの危険性 について。
漁港に行けば、ほぼカメモがいる。
漁港というよりも、砂場、磯と海全般にはカモメがいます。
カモメといえば、愛らしいイメージを持つ人が多く、観光地やお菓子にもその名前をつけている事が多い。
一見、無害に見えるカモメで、私も依然はそう思っていました。
これが結構凶暴で危険なので、ある時、カメモの襲撃を受けたので、その時の体験談を少し話します。
釣りとは直接関係ありませんが、釣りをする人は同じ目にあう可能性があるので、予備知識程度に覚えてください。
釣りやその視察で漁港を歩いていると、たまにカモメの群れを見る。
カモメの群れそのものは、港では珍しくない光景だが、
危ないカゴメの群れには特徴がある。
・人気の無い漁港(磯)である。
・防波堤の一部が老朽化して、壊れてたり壊れかけたりしている。
・立ち入り禁止場所が多い。
・近くに岬や岩場がある。
穴場を見つけようとすると、こういう漁港は結構あるので、その場合はカモメの動向に注意してください。
↓イメージ図
*このように、ゾロゾロと防波堤一帯にカモメの群れがいる。
これだけでは、まだ危険ではないのだが・・・。
●危険な前兆1(鳴き声で威嚇)
上の絵のように、カモメが「カカカカ」又は「ガガガガガ」と鳴いて威嚇してくる。
ただの鳴き声よりも特徴的なのだが、知らないと無視してしまう事も多い。
実際、私も無視して進みました。今思うと、心なしがカモメの顔に敵意があったかもしれません。
今なら、この前兆で私は逃げます。
これを無視すると、次の段階に進む。
●危険な前兆2(低空飛行で威嚇)
カモメが対象の近くを低空飛行で、頭上や横を飛び回る。
体験談からして、これはあきらかに分かります。
本来カモメは、高い位置を飛ぶのだが、露骨に自分の近くを飛び回り、威嚇の鳴き声も何度もしてくる。
私の時は防波堤の下道でしたが、これが、防波堤の上でだったら、それだけで、転落しそうで危険です。
こうなると、なんとなく不安になり危険を察する事ができるので、ここあたりで逃げ出すのが無難でしょう。
何故なら、ここまでは「威嚇」であり「出て行け」という警告なのだが、これでも逃げない相手には、実力行使に出てくるからだ。
●危険な前兆3(糞爆弾)
カラスやカモメの糞を落とされた経験は人によってはあるかもしれないが、その場合は大半が偶然だといわれているが、この場合は違う。
故意である。
しかも、低空で落とされるのでモロにくらう。
まるで戦闘機が爆弾を投下するような感じだ。
カモメの糞はとても臭くて衛生面もとても悪い。
糞は臭いだけでなく、すぐ乾くわりには、なかなか取れないのでとても厄介だ。臭いと汚れが取れず服がおシャカになる事もある。
こうなるともはや釣りなどではなく、仕方が無く帰る(逃げる)しかありません。
というか、これで逃げないとかなり危ない。
●危険な前兆4(襲撃)
そのまんま。
襲われます。
というか、もう「前兆」ではないです。
群れに・・・。
ほぼ、一斉に・・・。
かなり危険です。
最悪死にます。
ヒッチコックの映画「鳥」に出てくる鳥がカメモだと後で知りました。
あんな感じになります。
ピンと来ない人には「新世紀エヴァンゲリオン劇場版Air/まごころを、君」のワンシーンで、量産型エヴァにやられる弐号機みたいになります。
私は、糞爆弾でたまらず、逃げようとしたら、低空からの爪攻撃をうけて、被っていた帽子をひっぺがされましたが、帽子のおかげでケガせず済みました。(帽子は犠牲になりましたが)
そのまま、一目散に逃げたため、糞の汚れ以外は大事に至らずにすみましたが・・・。
恐ろしかったです。
一体一体は大したものではないのですが、群れに襲われる恐怖はかなりのものです。
逃げている間も、頭上にいる大量のカモメの影が地面に見えて、とても怖かったです。
この後、色々調べると、カモメって結構危険な鳥で、外国では白カラスの異名で呼ばれている害獣なのだと知りました。日本ではカモメは海辺にいる渡り鳥なので、カラスのように思われていませんが、英国などでは同じような扱いなんだとか。
実際にカメモに襲われて重傷や死亡例も多々あるようです。
この時期、カラスが巣の近くを通る人を襲うのはニュースなどで紹介されていますが、カモメも襲うのは同じ理由らしいです。
人気のあり人の出入りの多い港では、このような事はありませんでしたが、この事件以降も何度か、カモメの多い場所で前兆1をうけた事はありました。(その時はすぐに引き返しました)
穴場を探してひっそりとした漁港を見つけた場合、そこはカモメの巣窟になっている可能性もあるので、上記のような前兆をみせたら、この記事を思い出して危険を回避してください。